「Wi-Fiを切ったらネットが使えない」「モバイル通信が反応しない」「4Gのマークが出ない」
そんな経験はありませんか?
iPhoneでモバイルデータ通信が使えない時は、
設定・SIM・通信エリア・iOS不具合のいずれかが原因です。
この記事では、Apple公式ではわかりにくい“実際に直る手順”を順番に紹介します。
1. モバイルデータ通信がONになっているか確認
まず基本中の基本。
設定 → モバイル通信 → 「モバイルデータ通信」がONになっているか確認。
OFFになっていると、Wi-Fiを切った途端にネットが止まります。
2. 機内モードがONになっていないか
機内モードはすべての通信を遮断します。
設定 → 機内モード → OFFを確認。
ON/OFFを1回切り替えると通信が復帰することもあります。
3. 通信エリア・キャリア障害をチェック
山間部・地下・ビル内など、電波が届きにくい場所では接続できません。
→ 外に出て数分待つ
→ それでもダメなら、通信会社の障害情報ページを確認
大規模通信障害時は、個人設定では改善しません。
4. iPhoneを再起動
システムバグでモバイル通信が停止しているケースがあります。
音量+ → 音量− → 電源ボタン長押し → スライドで電源オフ
→ 10秒待って再起動。
再起動だけで直ることも少なくありません。
5. SIMカードを抜き差し
SIMがズレていたり接触不良を起こしている可能性があります。
- 電源を切る
- SIMピンでトレイを開ける
- SIMを軽く拭いて再挿入
- 再起動
→ 「圏外」や「検索中」表示が出る場合、SIM認識がリセットされます。
6. モバイルデータ通信の設定を確認
設定 → モバイル通信 → 「モバイルデータ通信ネットワーク」
APN設定(特に格安SIM利用者)はここがズレていると通信できません。
→ 契約している通信会社のAPN設定を公式サイトで確認し入力。
7. 通信モード(4G/5G)の切り替え
5Gエリア外で5G固定になっていると通信不安定になります。
設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → 音声通話とデータ → 「4G」に変更。
→ 数秒後に再接続が試行されます。
8. ネットワーク設定をリセット
長期使用で設定データが破損している可能性があります。
設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → 「ネットワーク設定をリセット」
Wi-FiやVPN情報は消えますが、通信エラーが直る確率は非常に高いです。
9. iOSアップデート
古いiOSはモバイル通信周りの不具合が残ることがあります。
設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート
→ 最新版に更新して再起動。
10. キャリア設定アップデート
キャリア(docomo・au・SoftBank・楽天など)が配信する通信情報が古いと、通信不具合が発生します。
設定 → 一般 → 情報
→ 「キャリア設定アップデート」が表示されたら「更新」。
11. それでも改善しない場合
ここまで試してもダメな場合は、以下を確認しましょう。
- SIMカード自体の故障(別端末で試す)
- iPhoneのアンテナモジュール故障
- プロファイル(構成ファイル)の不具合
→ この場合はキャリアショップまたはApple正規サービスに相談が確実です。
体験談:実際に直ったケース
筆者のiPhone 12も、ある日突然モバイル通信が切断されました。
Apple公式の手順では直らず、
実際に効果があったのは「SIM抜き差し+ネットワーク設定リセット」。
再起動後に4Gマークが復活し、通常通り通信が戻りました。
この手順は特に格安SIMユーザーに効果大です。
今後の予防策
- 月1回は再起動で通信キャッシュをリセット
- iOSアップデート直後は必ず電源を入れ直す
- SIMトレイ周りのホコリを掃除
- 不要なVPNや構成プロファイルを削除
まとめ
iPhoneでモバイルデータ通信が使えない時は、
以下の順に確認すればOKです。
- モバイルデータ通信ON
- 機内モードOFF
- SIM抜き差し
- 通信モード変更
- ネットワーク設定リセット
公式よりも現場で効く「順番手順」がポイントです。