「iPhoneを充電しても途中で止まる」
「100%にならない」「ケーブル抜いても充電マークのまま」
──そんな充電トラブル、意外と多くありませんか?
この記事では、iPhoneの充電が遅い・止まる・増えない時の原因と、
実際に直る対処法を順に紹介します。
1. 純正ケーブルかMFi認証品を使っているか
最も多い原因が「非認証ケーブル」。
100均などで売られている安価なLightningケーブルの多くは、
Apple認証(MFi)を通っていません。
→ 充電速度が遅い/途中で止まる/接触不良を起こす原因に。
→ 「MFiマーク」付きケーブルに交換で解決するケース多数。
2. Lightningポートのホコリ・汚れ
ポケットのホコリや皮脂で接点が汚れると、通電が不安定になります。
→ つまようじ・エアダスターで軽く掃除。
→ 金属製ピンなどは使用禁止(ショートの危険あり)。
掃除だけで復活するケース、実際かなり多いです。
3. 充電しながらの使用を避ける
動画視聴やゲーム中の充電は、
発熱でiPhoneが“安全のために充電を制限”します。
→ 特に夏場・高温環境ではバッテリー保護機能が働き、充電が途中で止まることも。
4. 低温・高温環境での制御
iPhoneは温度管理が非常にシビアです。
状況 | 現象 |
---|---|
高温(35℃以上) | 充電速度制限・停止 |
低温(0℃以下) | 充電遅延・反応なし |
→ 涼しい室内で再度試すと通常充電に戻るケースが多いです。
5. バッテリー劣化の可能性
設定 → バッテリー → バッテリーの状態と充電 → 最大容量を確認。
80%以下になっている場合、バッテリーが劣化して充電効率が低下。
→ Apple公式または正規修理店での交換が確実です。
6. 「最適化されたバッテリー充電」設定を確認
iOS13以降では、
「夜間に100%まで充電しない」最適化機能が標準でONになっています。
設定 → バッテリー → バッテリーの状態と充電 → 「最適化されたバッテリー充電」をOFF。
→ 夜間に“80%で止まる”のはこの機能のせいです。
7. 充電器(アダプタ)の出力不足
古いアダプタは出力(W数)が低く、
最新モデル(iPhone14〜15)では遅くなります。
出力 | 対応機種 | 目安充電時間 |
---|---|---|
5W | iPhone SE〜8 | 約3時間 |
20W | iPhone12以降 | 約1.5時間 |
→ 20W以上対応のUSB-C PD充電器に変えるとスピード劇的改善。
8. iOS不具合・再起動で直るケース
一時的にソフトウェアが充電制御を誤作動することも。
→ iPhoneを再起動。
→ それでも直らない場合は、ソフトウェアアップデートを実施。
設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート。
9. ケーブルを差し替えても変わらない時
→ 充電口が物理的に摩耗している可能性。
Lightningポートの接触金属が消耗すると、
ケーブルを替えても充電が安定しません。
→ 修理店でポート清掃 or 交換を依頼。
10. 実際に直った体験談
筆者のiPhone13 Proも、充電が80%で止まり焦りました。
結果的に直ったのは、
**「最適化OFF+20W充電器+ポート掃除」**の3ステップ。
→ 翌日から100%充電までスムーズに。
充電完了までの時間も約40%短縮。
今後の予防策
- 定期的にLightningポートを掃除
- 充電しながらの使用を避ける
- 高温・低温環境で充電しない
- MFi認証ケーブルと20Wアダプタを使用
まとめ
iPhoneの充電が途中で止まる・遅い時は、
次の手順で原因を切り分けましょう。
- ケーブルとアダプタを確認
- ポート掃除
- 最適化設定をOFF
- 再起動
- バッテリー状態を確認
これで9割のケースは改善します。