「スクリーンタイムの制限を解除できない」
「パスコードを忘れて設定が開けない」──
そんな悩みを抱えている人は意外に多いです。
特に家族共有・子ども用iPhone・旧機種引き継ぎ時などで、
パスコードがわからなくなるケースが急増しています。
この記事では、スクリーンタイムを解除できない時の原因と解決方法を、
データを消さずに行う順番で解説します。
1. Apple ID連携で解除できるか確認
iOS15以降では、パスコードを忘れてもApple IDで解除可能です。
- 設定 → スクリーンタイム
- 「スクリーンタイム・パスコードを変更」→「パスコードをオフにする」
- 「パスコードを忘れた場合」をタップ
- Apple IDとパスワードを入力
→ 正しいApple IDを使えば、即解除できます。
2. ファミリー共有の設定を確認
子ども用端末や共有設定を使っている場合、
管理者(保護者)側で設定ロックされていることがあります。
設定 → ファミリー → 対象ユーザー → スクリーンタイム → 「制限を変更」。
→ 管理者端末で解除が必要なケースが多いです。
3. デバイスごとに別パスコードが設定されていることも
iCloud同期を切っている場合、
同じApple IDでも端末ごとに異なるスクリーンタイムパスコードが設定されます。
→ 家族共有ではなく、個別端末で確認を。
4. スクリーンタイムの設定ファイルを削除する
どうしても解除できない場合は、設定ファイルをリセットします。
- 設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット
- 「すべての設定をリセット」を選択
※データ・写真は消えません。
これでスクリーンタイムパスコードがリセットされる場合があります。
5. iTunesでバックアップ → 復元
Apple IDでも解除できない場合、
バックアップを取ってから“設定データのみリセット”します。
- iTunes(またはFinder)でiPhoneを接続
- 「このコンピュータにバックアップ」を選択
- 完了後、「iPhoneを復元」→「バックアップから復元」を実行
→ スクリーンタイム設定が初期化されるケースが多数。
6. DFUモードで完全リセット(最終手段)
設定情報が壊れて解除できない場合は、
システムを再構築する「DFUモード」でリセットします。
- iPhoneをPCに接続
- 音量+ → 音量− → 電源長押し(画面が真っ黒になるまで)
- iTunesで「リカバリーモードで検出」→「アップデート」を選択
→ データを残したまま再構築可能です。
7. 実際に解除できた体験談
筆者の家族用iPhoneでも、パスコードが不明で設定変更できない状態に。
結果的に、
**「Apple ID解除+設定リセット」**の組み合わせで無事解決。
iCloud連携を切っていたため、個別リセットが必要でした。
今後の予防策
- スクリーンタイム設定時にメモを残す
- ファミリー共有端末はApple IDを明確に区別
- パスコード再設定時は通知確認
- 定期的に設定を見直す
まとめ
iPhoneのスクリーンタイムが解除できない時は、
次の手順で解決できます。
- Apple IDで解除を試す
- ファミリー共有を確認
- 設定をリセット
- iTunes復元
- DFUモード
この順番で進めれば、ほとんどのケースが解決します。