「音は鳴るのに画面が真っ黒」
「通知音やバイブはあるのに、映像が出ない」
──この状態、実はかなり多いトラブルです。
iPhoneが完全に壊れたわけではなく、
画面表示だけが停止しているケースがほとんど。
この記事では、データを消さずに直す方法を順番に解説します。
1. 強制再起動を試す(最も効果あり)
まずはこれを試してください。
- iPhone 8以降:音量+ → 音量− → 電源ボタン長押し(Appleロゴが出るまで)
- iPhone 7:電源+音量−ボタン長押し
- iPhone 6s以前:電源+ホームボタン長押し
これで画面表示が復活することが多いです。
→ 画面OFF中にシステムがフリーズしているだけのケースが多いため。
2. 明るさ設定や「画面オフ」が働いていないか
一時的に画面の明るさがゼロになっている場合もあります。
→ 電源をONにして、右上からスワイプ → 明るさスライダーを上げる。
→ 設定 → 画面表示と明るさ → 「自動ロック」が短すぎないか確認。
3. 外部ディスプレイやCarPlay接続時に起こるケース
HDMIアダプタ・車載CarPlay利用時に、
画面出力が外部側に固定されていることがあります。
→ 接続ケーブルを外す
→ 数秒待って再起動
→ 内部ディスプレイに切り替わる
4. iOSのバグによる画面制御停止
一部のiOSバージョンでは、
「音は出るが画面が点かない」バグが報告されています。
→ 設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート → 最新に更新。
→ 更新後に再起動。
5. 落下や水濡れによるディスプレイ接触不良
軽い落下でもディスプレイケーブルがズレることがあります。
→ 外部衝撃後から発生している場合はこの可能性が高い。
→ 一時的に電源OFF→10秒待ち→ONで接触が戻るケースあり。
6. Siriで状態を確認
画面が真っ黒でも、内部で動いているか確認できます。
→ 「Hey Siri」と声をかけて反応があるか試す。
→ 音が返ってくるなら、画面だけが停止しています。
→ その場合はハードウェア故障ではなく、再起動で復旧の可能性大。
7. 充電器に接続して30分待つ
バッテリー切れ+システムハング状態の可能性もあります。
→ 純正またはMFi認証ケーブルで充電。
→ 30分ほど放置してから再起動。
8. DFUモード(最終手段)
どうしても画面がつかない場合、
データを残したままシステムだけを再構築する「DFUモード」があります。
- iTunesを開く(Macの場合はFinder)
- iPhoneを接続
- 音量+ → 音量− → 電源長押し(黒画面のまま)
- iTunesで「リカバリーモードで検出」と表示されたら「アップデート」を選択
→ これで多くの“真っ黒画面”が復活します。
9. 実際に直った体験談
筆者のiPhone13 Proも、突然画面が真っ暗に。
音も振動もあるのに、まったく映らない…。
結果的に、強制再起動+充電30分+iOSアップデートで完全復旧。
Appleサポートに持ち込まずに済みました。
今後の予防策
- 充電中に使用しない(発熱によるディスプレイ制御停止を防ぐ)
- 定期的に再起動
- iOS更新後は必ず再起動で安定化
- 落下防止ケースを使用
まとめ
iPhoneの画面が真っ黒で音だけ出る時は、以下を試しましょう。
- 強制再起動
- 明るさ・自動ロック設定確認
- 外部接続解除
- iOS更新
- 充電30分+再起動
- DFUモード
これで9割のケースが復旧します。