「着信音が鳴らない」「動画の音が出ない」「スピーカーから音がしない」
そんな時、焦って修理に出す前に、この記事を試してください。
iPhoneの“音が出ない”トラブルの多くは、設定や一時的な不具合が原因です。
本体故障でなければ、ほとんどの場合は自分で解決できます。
1. サイレントスイッチ(消音ボタン)を確認
iPhone左側面にある「オレンジ色のスイッチ」がONになっていると、
着信音・通知音がすべてオフになります。
→ オレンジが見えていたら上にカチッと上げて解除!
これだけで音が戻るケースが多いです。
2. 音量ボタンを上げる
意外と見落としがちなのが音量設定。
音量ボタンを押しても反応しない場合は、
設定 → サウンドと触覚 → 「ボタンで変更」をONに。
→ 動画やゲーム中に音量ボタンを上げて確認してみましょう。
3. Bluetoothイヤホンが接続されていないか確認
ワイヤレスイヤホンが自動接続されていると、
スピーカーから音が出なくなります。
設定 → Bluetooth → 接続中デバイスを確認 → OFF。
また、コントロールセンターで「再生先」が「iPhone」になっているか確認。
4. イヤホンジャック・Lightningポートの接触不良
ケーブルや端子部分にホコリが詰まると、
iPhoneが「イヤホン接続中」と誤認して音が出ないことがあります。
・ポート内をエアダスターや柔らかいブラシで掃除
・金属製ピンは使わない(端子を傷つける)
5. サウンド設定をリセット
設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → 「すべての設定をリセット」
これで音量・通知・Bluetooth関連の設定が初期化されます。
※データは消えません。設定が初期状態に戻るだけです。
6. アプリごとの音量設定を確認
アプリによって独自の音量設定を持つものもあります。
・YouTubeやTikTok → アプリ内音量スライダー確認
・ゲームアプリ → 設定メニュー内「サウンド」確認
→ アプリ個別設定がOFFになっていないか見直しましょう。
7. 「おやすみモード」や「集中モード」を確認
これらがONだと、通知音・着信音がすべて無音になります。
設定 → 集中モード → すべてOFF。
またはコントロールセンターで月アイコンをタップして解除。
8. スピーカーの汚れや水分
スピーカーグリルにホコリや水滴が付いていると音がこもります。
・乾いた布や綿棒でやさしく拭く
・濡れている場合は1日乾燥させる(ドライヤーはNG)
→ 水没時はApple公式修理が必要になることもあります。
9. iOSアップデートで改善するケース
古いiOSでは音量制御のバグが報告されています。
設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート → 最新に更新。
→ 更新後に再起動で改善する例が多いです。
10. それでもダメなら「強制再起動」
一時的なシステムバグで音が出ないことがあります。
・音量+ボタン押し → すぐ音量−ボタン → 電源長押し
→ Appleロゴが出たら離す
これでシステムキャッシュがリセットされます。
応急処置:ヘッドホンモード解除
設定 → アクセシビリティ → オーディオ/ビジュアル → 「モノラルオーディオ」をON→OFF
これで“ヘッドホン誤認識”が解除されることがあります。
今後の予防策
・Bluetoothは使わないときはOFF
・イヤホン接続を頻繁に抜き差ししない
・定期的にスピーカー掃除
・アップデート後に必ず再起動
まとめ
iPhoneの音が出ないときは、以下の流れで確認すればOKです。
- サイレントスイッチ
- 音量設定
- Bluetooth接続
- イヤホンポート清掃
- おやすみモード解除
- iOS更新
ほとんどのケースはこの6ステップで改善します。