「電話の声が相手に届かない」
「動画を撮っても音が入らない」
「ボイスメモが録音できない」──
そんな時、マイクが故障したと思うかもしれません。
でも実際は設定やアプリの制御が原因なことが多いです。
この記事では、iPhoneのマイクが反応しない時に試すべき対処法を順番に紹介します。
1. マイク位置を確認しよう
iPhoneにはマイクが3つあります。
- 受話口横(上部)
- 底面のLightning端子横
- 背面カメラ横(動画・外向き用)
→ ケースやフィルムがどれかを塞いでいないか確認。
→ ホコリや皮脂が詰まっていると、音を拾いにくくなります。
2. Siriやボイスメモでテスト
設定ではなくハードを確認するために、
以下のアプリでマイクが動くか試します。
- 「Hey Siri」と話しかける
- ボイスメモで録音して再生
→ どちらも反応しないならハード側、
→ 片方だけ動くならアプリ設定の問題。
3. アプリのマイク使用許可を確認
アプリによっては、マイクアクセスがOFFになっています。
設定 → プライバシーとセキュリティ → マイク
→ 使用中のアプリがONになっているか確認。
→ OFFのままだと、録音・音声通話・動画撮影すべて無音になります。
4. iPhoneを再起動
一時的なバグでマイクが反応しないことがあります。
音量+ → 音量− → 電源ボタン長押し → Appleロゴで再起動。
5. Bluetoothイヤホンが接続中になっていないか
AirPodsなどの外部マイクに切り替わっているケースも多いです。
設定 → Bluetooth → 使用中デバイスをOFF。
→ もう一度マイクをテスト。
6. 通話だけ反応しない場合
通話時のみ声が届かないなら、受話マイクの汚れが原因のことも。
→ ピンホール部分を柔らかいブラシで軽く掃除。
→ 強く息を吹きかけるのはNG。水分が入ります。
7. iOSアップデートで修正
iOS17以降で「マイクが反応しない」不具合が一部報告されています。
設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート → 最新に更新。
8. すべての設定をリセット
設定情報が壊れてマイク制御が止まっているケースもあります。
設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → 「すべての設定をリセット」。
※データは消えません。設定だけ初期化されます。
9. 実際に直った体験談
筆者のiPhone14でも、急に「動画の音が入らない」現象が発生。
マイクテストでは無音でしたが、
**「Bluetooth解除+設定リセット+iOS更新」**で無事復活。
原因はAirPodsの接続が切れていなかったことでした。
今後の予防策
- ケース・フィルムでマイクを塞がない
- Bluetooth接続をこまめにOFF
- アプリ権限を定期的にチェック
- 月1回の再起動でキャッシュリセット
まとめ
iPhoneのマイクが反応しない時は、次の手順で解決できます。
- マイク位置確認
- Siri・ボイスメモでテスト
- マイク権限ON
- Bluetooth解除
- 設定リセット
これで9割のケースが直ります。